個人での購入が難しかった「コンピューター」が、マイコン、パソコンと急速にパーソナルユースへと進化し、人々のHitBitじゃなかった…、人々の暮らしに浸透。そしてパソコン通信からインターネットへと通信網が劇的に進化するという荒波に翻弄されてきた我々団塊ジュニア世代。
中でも上級者以外にはとっつきにくかったWindows3.1から、見た目にも優しいGUIへと大きく進化した「Windows95」の発売という騒動は大変なものでしたよね。
正直、まだまだバグも多く今とは比べ物にならないほど何をするにも小難しいシロモノではあったのですが、「誰にでも使えそう!」というイメージが先行したのがあの乱痴気騒ぎに繋がったのではないでしょうか。
当時はOSという概念も一般的には浸透しておらず、話題に踊らされてWindows95を手に入れたは良いものの、パソコンが別途必要ということを後から知り途方に暮れる人も続出、ニュース番組でも連日Windows95導入特集が組まれるほどの騒動でした。
そんなWindows95の発売イベントには0時ちょうどのカウントダウンや徹夜組の行列といった風景が印象的でしたが、あれから20年…。
「Windows10」パッケージ製品版が9月4日よりひっそりと発売開始だそうです。
徹夜で並んでカウントダウンイベントに参加…、の前にもう殆どの方がダウンロードアップグレードを完了させていそうですね。
当時は画像を1枚表示させるのにも5分ほど待たなければならないという状況で、「ダウンロード版」等という着想には全く至りませんでしたが、Windows95の普及でモデム接続が容易となり、パソコン通信やインターネットが爆発的に普及し始めたのは言うまでもありません。
モデムひとつとっても14.4Kモデムを買ったかと思えば、28.8Kモデムが登場し、「これが物理的最高速度」と言われながらもすぐさま56Kモデムが登場と周辺機器の進化もめまぐるしいものがありました。
そんなWindows95にモデムを繋ぎ、23時00分00秒に「テレホーダイ」を介してコンピューター世界に朝8時までダイブするあの感覚…。
今後の人生にあれほどの興奮と知的好奇心を掻き立ててくれるイベントは用意されているのでしょうか。
※「テレホーダイ」とは23時から翌朝8時まで2つの任意指定電話番号に対して通話料が定額になるNTT提供のサービス。
当時多くの人はプロバイダーのダイヤルアップ接続先を登録していました。
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