オカマならではの歯に衣着せぬ物言いで話題の映画をぶった切ってもらおうというこのコーナー。題して「ドモホルンのシネシネ過激談」。
今回の映画は注目のスター・ウォーズシリーズスピンオフ作品「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」それではどうぞ。
――あけましておめでとうございます!それではドモホルンさん、久しぶりですが早速今回もネタバレ最小限で新年早々ローグ・ワンを景気良く語っちゃってください。
なんだろう…。この気持ち…。
――え!?
なんだかね、芸能人格付けチェックでGACKTが優勝するのを48回連続で見せられてるような気分。
――ちょっと!変な時事ネタ盛り込まないでくださいよ!
シリーズも好きだしさ、グッズも買うし、今後の作品も観るのよ。だけどさ、実際はもう辛いのよね。俺たち、シリーズのイメージ崩さない範囲で出来る限りのことやってみました!どうすかぁ?みたいな映画。
――なるほど。フォースの覚醒(2015年)にもそれは感じてたんですか?
モロよね。なんで毎度毎度、危なっかし~いところ飛行機で飛んでさ、細っこ~いところでわざわざチャンバラすんのよ。もういいからそういうの。
――確かに終盤そんな感じでしたね…。旧三部作をなぞりすぎなシーンが多いってポイントが「観てて辛い」に繋がっちゃうんですかねぇ?
大体さ、この世界中でナショナリズムが盛り上がってる今によ、数人しかいないような反体制テロリストグループが大した策もなしに超絶ご都合主義のワンチャンGET大勝利うぇ~いでしょ?あのさ、楽しい?
――あ~、そう言われちゃうと僕まで辛くなってきちゃいましたね…。では、逆に良かったところなんかを振り返ってみましょうよ!
そうね~、露骨なおどけキャラとか、あざとい可愛さアピールキャラとかがいなかったのは良かったわね。ジャージャービンクスとかコロコロ転がるロボットとか見せられても正直辛いじゃない。あ~、おもちゃ売りたいんだな~って。あとポッドレースみたいなさ、あ~、ゲームにしたいんだな~ってシーンが無かったのも良かったかしらね。
――うっわ。めっちゃくちゃ後ろ向きな褒め方じゃないですか。
そもそもこの映画って無理して作る必要あったの?
――え~!そんなにダメでしたか!?ほら、CGとか役者さんとか凄かったんじゃないですか!
そうそう、主人公の父親がドラマ版ハンニバルのレクター博士の人(マッツ・ミケルセン)でさ、映画中ず~っと気になっちゃったことがあるのよ。
――お!いいですね!何が気になっちゃったんですか!?
あのハンニバルが打ち切りになった理由のさ、「違法ダウンロードが多すぎるため」って絶対ウソよね?
――もう!ローグ・ワン全然関係ないじゃないですか!気に入ったシーンとかカメラワークとかなんでもいいですから褒める要素とかなかったんですか!?
あのさ、アンタみたいなその「スター・ウォーズシリーズなら意地でも讃えなきゃ」ってマインドがまた辛いのよ。それって芸能人格付けチェックではやっぱり優勝者を毎回…。
――あ~!もういですいいです!大作シリーズともなるとどこかで評価の高さを期待しているところがあったかもしれませんね!失礼致しました!
あ、そう言えば役者でもう一つ思い出した。フォース信仰寺の住職の右腕っぽいキャラがいるんだけどさ、ベイズ(チアン・ウェン)って人。このイメージがモロ三船敏郎なのよ。旧三部作の新たなる希望でも三船敏郎にオファーがあったっていうし、そこなぞってるのよねきっと。
――ついに褒めポイント出ましたね!
「僕らここまで考えて作ってま~す!作品愛してま~す!旧三部作へのリスペクトとか凄いでしょ~!ヲタのみなさんにもしっかり深読みポイント作りましたぁあ~!主にSNSで激論繰り広げちゃってくださぁぁぁあああいいいいぃぃ!!僕の腕時計、6000万円でぇぇええぇぇえす!!」
――あぁ~!!もういいです!いいです!わかりましたから!今年もよろしくお願いします!ドモホルンさんも芸能人格付けチェックなぞりすぎですよ!!
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