昔が良かったとはさらさら思わない
情報も少なければ技術も発展途上ということで
ダイナミックな発想や失敗、それにまつわる出会いや工夫といったエトセトラがちょっと面白かっただけ
少なくとも僕の認識はそんなもん
今じゃ100円ショップの製品が長らく愛用できたりしちゃうけど
昔の購入品は高いうえにバカみたいにすぐ壊れた
壊れるうえに保証が効かない
保証が効かないうえにサポート窓口が逆ギレ
そんな時代のお話。
当時なかなかの高級品だったMacintoshのPOWERBOOK 5300CS、ノートパソコンにもいよいよPowerPCが搭載という新時代の幕開け的製品
ほどなくしてACアダプターが激的に発熱し故障
もちろんサポート対象外
で、代替品を探しに秋葉原に行ったんだけど…、まったくみつからない
最終的に良く行ってたジャンク屋の店員さんに相談してみたところ
「そんなの探したってみつかんないよ。1500円で作ってあげるからさ、一週間後に来て」
不安になるほどの安さだった
一週間後
同じ店に行ってみると
そこには何故かこだわりの鉄っぽいダメージ塗装が施されたACアダプターがあった
一発で気に入った
あれから何年経ったかは覚えてない
5300CSも見るからに壊れてる
通電すら怪しい状況だろう
けど捨てられないんだな~コイツがいるから
確か当時はオリジナルのリンゴマークまでつけてくれてたんだよな~
内部はこんな感じ
あの店員さんに代表されるやたらとオーバースキルな人材が昔の秋葉原にはたくさんいた
他の店では当時少ないマックユーザの僕に対して
「マックなんて使ってちゃダメだよ~。遅すぎ遅すぎ。そのマックにさ、WindowのCPU載せられるように改造してあげよっか。めっちゃくちゃ早くなるよ」
これはトキメイたけど頼まなかったんだ
しかしどういうスキルだよ…。
最近ではオタクと呼ばれる人々と、コミュニケーションが苦手な人々がイコールで語られてしまう
少なくとも僕が現在までに出会ってきたオタクな人々はコミュニケーションが苦手ではない
むしろ守備範囲の情報は積極的に発信や交換をする印象
そんな最近の風潮にもんもんとした思いを感じつつ秋葉原の街を少し歩くと
彼らのお店はもうない
みんな今も元気にしてるんだろうか
とにかく今回の押し入れ整頓からの出土で何が言いたいかというと
僕は断捨離に向かない
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